異文化交流をテーマに日本語の作文に挑戦。
小さな一歩が、未来を拓くきっかけに。
異文化交流をテーマに日本語の作文に挑戦。
小さな一歩が、未来を拓くきっかけに。
ツアーガイドの経験から学んだ、
文化の違いと心の通じ合い。
拓殖大学に入学する前、私はイランで日本人観光客のツアーガイドを務めたことがあります。言葉も文化も異なる中での交流は初めてで、最初はうまくいくか不安でいっぱいでした。それでも自分なりに笑顔やジェスチャーを使って伝えようと努力するうちに、相手の反応が少しずつ変わっていきました。文化の違いに驚きながらも、お互いを知ろうとする気持ちがあれば関係は築ける──そんな実感が、この体験を通じて生まれました。この思いを多くの人に伝えたいと考え、「ちょっぴりの努力が開く未来」というタイトルで作文に取り組みました。
初めての作文執筆。
自分の言葉で書けた喜び。
日本語で作文を書くのは初めてでしたが、自分の体験だったこともあり、自然と筆が進みました。専門学校の先生や日本人の友人にも添削をお願いし、「これはあなたの作文だから、自分の考えを大切に」と言ってもらったことが印象に残っています。書きながら、異文化交流を通じて感じたことを改めて見つめ直すことができ、自分自身の学びにもつながりました。3週間かけて仕上げた作文で奨励賞をいただけたことは、大きな自信となり、日本語で表現する楽しさも感じられるようになりました。
挑戦が成長のきっかけになる。
まずは作文コンクールでその一歩を。
日本語で作文を書くというのは私にとって大きな挑戦でした。しかし、私は挑戦こそが成長につながると信じています。今、拓殖大学ではサッカー部に所属しており、Jリーグやイラン代表として活躍することを目標に日々努力しています。一方で、国際学部では観光や経済に関心を持ち、勉強にも真剣に取り組んでいます。作文コンクールもまた、自分にとって「知らない世界への挑戦」でした。日本語に自信がなくても、自分の言葉で経験や考えを伝えようと努力する中で、言葉だけでなく心も鍛えられました。大切なのは、結果よりもその過程でどれだけ自分と向き合えたかどれだけ挑戦するかだと思います。
これから挑戦しようとしているみなさんにも、ぜひ「ちょっぴりの努力」を信じて、一歩を踏み出してほしいです。その一歩が、きっとあなたの未来をひらいてくれるはずです。